*「晴耕雨読その他いろいろ」(2024/5/10)投稿記事の修正転載です
「ラオスにいったい何があるというんですか? 村上 春樹」が正直うらやましい(2024/5/10)
なんとなく最近の読書傾向からして多様性とかそういうものに注目。旅行、特に海外だなんて脳みそに刺激ばりばりで超うらやましいです。

行くまでわからない
この本のタイトルの通り、何があるかは行くまでわからない。もちろん目的を持って旅行に出かけるのも良いけど。
昨日僕はムーミンバレーパークに行った。ジップラインをやってみたかったけど家族で僕だけしか希望しなかったので断念した。10人くらいのジップラインツアーに僕一人で参加、ってのも脳に刺激がありそうだったがそれよりは家族と過ごすのを選んだ。
湖の周りを散歩して、写真を撮って、アスレチックで遊んで、ご飯を食べて、十分楽しんだ。ジップラインはまた後日、子供がその気になってから、ってことで。ここで僕がもうちょっと下調べをして、ツアー形式だって知ってたら事前に予定が立てられたかもしれない。
動画を見てグループ単位だと思ったから、というミスでした。結局僕は目的を持って出かけて準備不足で断念、まあ結果オーライ、というマヌケな結果になった。だいたい旅行ってこんな感じじゃね?
こんな感じで、旅行には事前にわかることとわからないことがあると思う。ムーミンバレーパークにはジップラインがあってツアー形式ってことは調べればわかる。でもムーミンバレーパークの雰囲気は行ってみないとわからない。でもって、わからないことが旅行の醍醐味な気がする。
わからないが刺激
わかってる情報は刺激にならない。わからない、あるいはわかったつもりになってたけど思ったよりも、ってのが刺激になるんじゃね?
何となくだけど、完全にわからない情報よりは思ったよりも情報の方が良い刺激になりそう。事前に調べて得た曖昧情報が実際に体験した情報に変わるエネルギーが刺激になる予感。勉強で言うところの基礎問題と応用問題みたいな。
……だと思うんだけど脳トレにはノー下調べ旅行のススメがあって、僕の直感とは異なる。多分完全ノー下調べは上級。僕みたいな素人はイライラしてダメな気がする。
どちらにしろ、刺激の大きさはムーミンバレーパークよりも海外の方が大きいだろう。だから正直うらやましい。ひと昔前よりも調べればわかる情報がかなり増えた。ネットのお陰で部屋にいながら大抵のことはわかった気になれる。
絶景写真も、その土地の面白話もたくさん出てくる。なんだか多様性が減ってる気がする。みんなが知ってる情報が多くなって基礎知識でわかったつもり、みたいな。どこに行ってもチェーン店があり同じようにみんな動画を見ている。
最近イベントが薄くね? たとえば昔はクリスマスになると街がクリスマス一色だったような。年末年始も薄い。両親世代は店も閉まってたらしいけどそこまでではなくとももう少し濃かった気がする。旬って概念も怪しくなってきた。
そんな中、ボストンではダンキンドーナツとか面白い。調べればその手の独自性は色々あるんだろうけど行ってみて体験してこその刺激。ひょっとしたら僕らは文字情報、写真、音声なんかに慣れてしまっているのかも。
だからこそ、旅先での複合情報、特に触覚、嗅覚、味覚に刺激を感じるんじゃね? だとすればVRゴーグルつけて5.1chとかの音響環境で、独特のお香を焚いて風とか湿度とかコントロールすればそれっぽい刺激を得られる?
……なんかちょっと違う気もする。などとアホなことを考えてしまう大変面白い本でした。……え? ムーミンバレーパーク?
さんざん並んで見た海のオーケストラ号よりも、ヘムレンさんの遊園地の方が面白かったよ。娘もそう言ってたし。やっぱり単なる視聴覚情報よりも触覚込みの複合情報の方が脳の刺激になるっぽいですな。
↓踊ってたらどこかにたどり着くっぽい。
↓だいたいこういうのってろくに聴かないで後になって気付く。
↓我ながらよく描けたマインドマップ、っていうか落書き。
↓その場観察って強力だけど難しいよね。
↓我が家のような雑然とした家庭にならないように是非。










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