*「晴耕雨読その他いろいろ」2023/4/21投稿記事の修正転載です
「語らいサンドイッチ 谷 瑞恵」が謎解きグルメっぽい
ストーリーが謎解きグルメでテーマがサンドイッチ。キャラクターが無自覚美人姉妹。こういうスタイルってなんて言うんだろう? でもよくある雰囲気な気がする。

料理で謎解き
グルメ分野は昔っからある。これに謎解き要素を加えた人って賢いと思う。僕が知ってる範囲で昔だとマスターキートンにちょこちょこあった気がする。ミントの話とか、月餅とか。その頃から一般的だった? もっと以前だと美味しんぼがあるか。
料理にひと工夫することで単純においしいだけでなく、人情噺的な解決に持っていくパターン。思い出を探すとか、隠された本心に気付いてもらうとか。でもってこのスタイルは今風ミステリと相性が良さげ。
もともと昔の記憶も真意も曖昧だから「こうだったんじゃないかな?」で登場人物が納得すれば、もっと言えば読者が納得すればOK。唯一解を求める本格派だと逆に表現しにくい気がする。まあ、昔ながらの人は事件が起こらない時点で物足りないのかもしれないけど。
クラブサンドが気になった
この本の中で特にクラブサンドが気になった。なんでパンが三枚なんだろうね? ビッグマック的な? 具だけの層が厚いと中身が飛びだしやすいような気がしないでもないが、どうなんだろうか? 調べたけどよくわからなかった。
こういうのを他のものに置き換えて、似てるなぁ、って思うのが大好きです。でっかいところだと人生そのものを川やら旅やらに例えるパターンは昔からよくある。そこまで壮大ではなくとも、毎日のほほんと過ごしてて意外な物事の共通点に気付くのは面白い。
さらに言えば、その話を誰かにして共感してもらえればもっと面白い。そうかなぁ、自分はこう思うけど、って別の意見をもらっても面白い。だいたい鼻で笑われるだろうけど。そんなことをするのが小説だと思ってます。
この小説に出てくるクラブサンドと他のものの関係性には大いに納得。そのためにパンが一枚余分に必要って言われればなるほどなと思う。何が言いたいかっていうとじゃあ僕はどこらへんに余分なパンを見出そうか、ってことです。
普通に働いてお給料もらってちゃんと生活できてるんだからこれで良いじゃん、って気持ちと、子供たちと一緒にいる時間を増やして趣味にもしっかり没頭したい、ってワガママと。このボリューミーな欲望をうまいこと包み込んでくれるパンを探して、今日も右往左往してます。
楽しく読めて考えさせられるとても良い本でした。
↓大人と子供の感覚が両方楽しめるから一粒で二度おいしい。
↓今、時代はインド。って我ながら気づくの遅すぎ。
↓同じアホなら踊らにゃソンソン、的な。







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