*「晴耕雨読その他いろいろ」2020/9/4投稿記事の修正転載です
「ねじまき鳥クロニクル 村上 春樹」のお陰で楽しい毎日を過ごせた(2020/9/4)
ストーリーが無職冒険物語でテーマが可能性。相変わらず難解で面白かった。これで面白くなかったら「難解」じゃなくて「意味不明」だけど面白いは正義だ。きっと僕の方に問題があるに違いない、そう確信してしまう。
読み途中の面白い本がある、ってのはとても良いことだ。「ああ、今から会社か……」なんて通勤時間がが楽しくなり、「ご飯食べて寝て、明日も会社か……」という帰宅時間も楽しくなる。
こう書くとまるで僕の毎日がとてつもなくツマラナイみたいだが、ごくごく普通のサラリーマンのつもりだ。人並みに楽しくて、人並みにツマラナイ。そこに面白い本があればちょっと面白さがプラスされる。
もちろん読書じゃなくてもOK。好きなテレビ番組でも漫画でもゲームでもなんでもいい。こういうちょっとしたことって実は大事な要素だと思う。僕の場合、今はたまたま読書だ。ゲームも漫画も好きだけどちょっと劣る。テレビはそれほどでもない。
こういうのもまた可能性じゃね? 僕がテレビ大好き、面白動画サイコー!な人間になる可能性だってあったし、これからなる可能性もある。
この場合の可能性って言葉は単なるサイコロの出目とも違う気がする。もうちょっと人間的で意思がある。運命は自分の力で切り開く! なんて言うつもりはさらさらないが、それにしたって完全無機質でもない。
1~3が出たらコッチ、4~6が出たらアッチ、と決められるケースもあるだろう。でも選択の余地が残される場合も多いのでは。1~3が出たらコッチ、4~6が出たらどっちでもOK、みたいな。
この場合勝負は2回に分かれる。4~6を出せるような、あるいは4~6を2~6にするような事前準備の期間が一つ。もう一つが実際にサイコロを振る時。サイコロを振る瞬間にばかり目が行くが、それと同等以上に大事なのが事前準備なわけだ。そこにはある程度意思が入る。
そうは言ってもこの話には選択の余地がない可能性が沢山出てくる。幸いにして今の時代は選択肢が多く、僕にはまだ時間も気力も十分あるので自分の好きな方向に進みたい。
それにしても主人公は相変わらずモテモテ。それこそ僕の住む世界とは違う、パラレルワールドの話っぽい。大変面白い本でした。
↓そりゃ重たいよね。豆腐じゃないんだから。
↓ピンボールじゃないけどマインスイーパーはハマった。
↓僕は今日も元気に勘違いしてます。
↓タフでクールな青豆さん。
↓反とんがりサイドでありたいですなぁ。




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