『キャンプに連れて行く親は 子どもを伸ばす! 坂田 和人』

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*「晴耕雨読その他いろいろ」15/11/29投稿記事の修正転載です

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キャンプに連れて行く親は 子どもを伸ばす! 坂田和人(15/11/29)

まったくストレートなタイトルの本だ。こんな本ばかり読む親の顔を見てみたい。今朝も見たけど。

著者は坂田和人。経歴が凄い。アマゾンで暮らしてわかった、とか何者だ。幸いにしてこの本の目的地はアマゾンではない。ちゃんと初心者にも優しく、デイキャンプから勧めてくれているのが嬉しい。やはりいきなりハードルの高い事をやろうとして失敗するのは避けたい。

デイキャンプ位なら余裕だろう。大きい公園に行ってバーベキューするようなものだ。そこからちょっとずつ色々挑戦すればよい。

しかしそうなってくるとケチな僕としてはお金が気になる。この本では、キャンプ用品は一生もの、ケチらないで良い物を買うべき、ホームセンターなどで売っている物は安いがすぐ壊れる、と書いてある。

そうは言っても気に入るかどうかわからないのだから、まずは安いもので試してみて気に入ったらよ良い物を買えば? というのが僕の発想である。

でも年を取り、最近僕も良い物の大切さに気が付いてきた。安い物を買って、でも安い質の良くないもので全体を判断してしまう、これは大損だ。例えば回転寿司しか食べたことない人が寿司っておいしくないよねー、というような感じ。

最近知り合いがこんなことを言っていた。安い靴下は毛玉が出やすく、指の間に詰まって気持ち悪い。それを聞いて僕はおどろいた。靴下ってそういうもんじゃないの? 夏とか毛玉だらけでお風呂に入ったら大変なんじゃないの?

これは僕が安い靴下の性質である毛玉が出やすい、という事を靴下全体の性質だと誤解していたのだ。悲しい貧乏人あるあるだ。

例えば安いテントが使いづらく、重かったら? 設営に時間がかかって、しかも持ち運びが大変、挙句の果てにすぐ壊れたりしたら最悪だ。すぐに僕自身がキャンプが嫌になって行かなくなりそう。

それに対して良いテントはパッと使えて軽く、丈夫で長持ち。楽しくなってキャンプが大好きになる。なんて事ありそうではないか。

僕が今までに買って便利で面白いけどちょっとイマイチ、と思った物のイマイチ部分が全て僕のケチさに由来していたら? 僕は色々損をしてきたことになる。

幸い今は寒い季節である。初心者がキャンプを始める時期ではない。安い物を買うべきか、ちょっとは背伸びをするべきか、じっくり悩むことができる。安いもの買うだろうけど。

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