『やめたら、お家スッキリ!―モノと手間がグンと減る 佐光 紀子』

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*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/11/25投稿記事の修正転載です

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やめたら、お家スッキリ!―モノと手間がグンと減る「楽チン生活」70のヒント 佐光紀子(2015/11/25)

疑うのは良い事だ。僕らには常識があり、これがなかなか変えられない。というか疑問にすら思わないことが多い。友達と遊んで、結婚して、その中で「えっ!僕の家だけだったの!?」と驚いたことが色々あった。

例えばヒゲ剃り。昔々、ヒゲ剃りが必要になり始めたころ母に言われた。そろそろヒゲを剃りなさい、T字カミソリお風呂場にあるでしょ。僕も毎日ヒゲ剃りが必要かもと思っていたので言われたとおりにした。

しかしこれは危険である。元々そのカミソリを誰が使っていたのか知らないがまあ父だろう。父が何かの血液感染する病気になったら僕もかかるのだ。逆もまた然りであり父だって嫌だろう。妻に指摘されるまで全く気が付かなかった。

まだまだ気が付かないだけでたくさんあるのだろう。そして子供たちにも我が家の変なルールを常識であるとご認識させてる気がする。

ルールが違えばそこにはメリットとデメリットがある。いい加減だけどラク、きっちりしてるけど大変、とか。また時代が変わればそのあたりも変わってくるだろう。昔は大変だったが今はラクとか、最近できたこの品物を使えばカンタンとか。

生活に密着するものだから皆の関心も高い。伊藤家の食卓、ためしてガッテン、これ考えた人天才じゃね、この差って何ですか、より良い方法を紹介するテレビ番組は昔からたくさんある。

この本ではより良い方法、として最も極端な選択、もういっそのことやめてしまう、に重点をおいている。著者の佐光紀子はお掃除のプロであり、主婦目線から実際にやめても困らなかったもの、が実例として多数紹介されている。

自分では気がつきにくい常識を疑ってかかり、なくても問題ないよ、と例示してくれるのが良い。僕も家計簿を楽ちんバージョンにしようかと思う。子供がいなかった頃からの習慣だが、今は家計簿を細かくつけるより子供と遊んだほうが良い。

もうちょっと楽をしたいが具体的にどうするれば良いのかわからない、という人にお勧めの本。

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