『有頂天家族 森見 登美彦』は肩の力が抜けた独特の怪しい世界観

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*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/10/28投稿記事の修正転載です

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有頂天家族 森見登美彦(2015/10/28)

森見登美彦の小説。何年か前にたまには自分で本を買おう、それも新書、と思い立ち、その時本屋で大きく取り上げられていた「夜は短し歩けよ乙女」を買ってきた。

肩の力が抜けた独特の怪しい世界観が気に入り、この人の他の本もいくつか図書館で借りてきて読んだ。どれも面白かったが人によって好き嫌いが別れそう。

この話も同様の雰囲気のもと、狸とか天狗とかあまり深く考えだしたら負けなモノがいろいろ出てきて、面白おかしく、たまにしんみり話が進む。他の本では沢山賞をもらっている。面白いし僕も好きな作家なのだが、何か物足りない。

おそらく主人公が冷めていて結局あまり成長がない、また基本コメディなので深刻な問題が起きても話が深くなりにくく、どうしても軽い話になってしまう、という感じだろうか。

でもまあこの人の話を読んでいると自分が学生だった頃、それもいい加減で自由な大学生の頃を思い出し気持ちが明るくなる。そこが気に入っている。

↓選択イコール覚悟ってのがムズイよね。

↓ウサギのハードボイルドって発想がすごくね?

↓全方位ミサイルで敵が多そう。

↓面白いけどめっちゃ長いよ。それなりの覚悟が必要。

↓8年経過した2025年11月現在もトラブルなしで元気に稼働。

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