*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/8/12投稿記事の修正転載です
親がお手伝いをさせた子どもは、絶対に頭が良くなる! 松永暢史(2015/8/12)
松永暢史さんという教育コンサルタントが書いた本。子供がこんな状態だったら? という問いに対して3択が示され、これが正解、こっちはダメ、と解説が続く。
この手の問いに正解はない。しっかりした方針のもと個々の状況を考えながら対応すべきなのだと思う。したがって1冊だけ読んで盲信するのは危険であり、複数読んで自分の考えをしっかり持つか、そうでなければ全く読まない方が良いだろう。
なぜ勉強するのか?という問いに対して、頭が良くないと悪い人にだまされるから、的な答えが出てくる。以前テレビでも見たことがあるが同じ人だったのか、ポピュラーな考え方なのかは不明。
この問答は問いと答えがずれている。「勉強」と「頭が良い」という近い印象の言葉を用いているが、勉強すると頭が良くなる、という一文がなければ論理的につながらない。
というか自分が子供の頃を考えれば頭が良い方がいい、とはわかっていても勉強すると頭が良くなるのか、という点には疑問を持っていた。何で勉強しなければならないの?と聞く子も同じ点に疑問をもっている場合が少なくないのでは。
それでも僕はこの問答が好きだ。この問答に対してろくに自分で考えないで賛同した人間に対しては、あなたはすでに論理のすり替えによってだまされているのですよ、やっぱり頭が良いことは大事でしょ、と追い打ちをかけているのだ。なんと皮肉が効いているのだろうか。
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