*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/7/8投稿記事の修正転載です
フリーター、家を買う。(2015/7/8)
フリーターが何故か家を買うことになり、その過程と買った後の苦労をコミカルに描いた話。だと勝手に思っていたのだが全然違った。いきなりシビアな展開になりちょっとびっくりした。
正直この主人公はもっと前の段階でいろいろ頑張れたのでは? と思ってしまうが、まあ一念発起したのだろう。ひょっとしたら日常に起こるかも知れない非日常的な体験があり、主人公の成長があって、成功もある。無難に楽しめる話なのだが何だか物足りない。
途中からどこかで見たことのある文章の書き方だと思っていたのだが、著者は有川浩だった。
以前図書館戦争を読んだ時も感じたのだが、この人の話には意識高い系大学生の独り言的な部分がある。俺はわかってるんだぜ、みたいな、物事に対する少し上から目線のうがった見方。最後の方でそんな雰囲気になっていく主人公を見て違和感があった。
もう一つ、この話では小説的な描写が全然ない。出来事を淡々と述べていて、インターネットの書き込みを見ているような気分になる。ひょっとしたらこの辺りが物足りなさの一因なのかもしれない。
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