「総ばる島 池上 永一」は期待してただけにイマイチだった

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*「晴耕雨読その他いろいろ」2015/5/23投稿記事の修正転載です

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総ばる島 池上永一(2015/5/23)

「ぼくのキャノン」を最初に読んでとても気に入った。アニメ映画を見ているような魅力的な話だった。次に「バガージマヌパナス」を読んだ。これも面白かった。設定が特異で今ちらっと調べただけでも読み返したくなる。「トロイメライ」も読んだ。これまた独特の世界観で面白かった。

こうして見ると僕にとって池上永一は
沖縄を舞台にした独特な雰囲気
いい加減でコメディタッチ
な作品を書く人であり、それがとても気に入っていたのだ。

今回読んだ「総ばる島」はイマイチだった。期待して読んだからであり普通に読んだら面白いと思っただろう。しかし「ぼくのキャノン」や「バガージマヌパナス」のように、またこの人の本を読もう、とはならなかったと思う。

第一にコメディっぽくなかった。これは個人的にそう期待していただけだからしょうがない。

第二に沖縄っぽさが薄い感じがした。もちろん舞台は沖縄の島々だし、独特の雰囲気はそのままだ。でも何だか薄いのだ。「沖縄の伝統、風俗に詳しい人」という感じでこれまでのような「どっぷり沖縄」ではない。

↓独特+AIでもって面白い小説が書けると思ってるんだけどどうよ?

↓個性的な設定を考えられるってだけですごいよね。

↓嚙めば嚙むほど味が出る。

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