hareo

小説

『ずずず 草間 かずえ』が不思議の国のアリスみたい|なぜ増えた?

『ずずず 草間 かずえ』はストーリーが青春恋愛&精神疾患、テーマが双極性、キャラクターは双極な人。精神パートは不思議の国のアリス的な非現実空間で興味深い。病院が常夏パラダイスって納得。普通に毎日過ごせるのはありがたいことだと思える。
小説

『ベーシーの客 村松友視』はアクの強い店に興味がある人用の話

『ベーシーの客 村松友視』の排他的な雰囲気はジャズなの?ジャズの精神に沿っているの?と疑問に思う。無個性なチェーン店ばかりではつまらない。なのでこういう独特な存在は好きだ。ジャズが好きな人、こんなアクの強い店に興味がある人は読んでみては。
実用書

『壁打ちは最強の思考術である 伊藤 羊一』でピラミッドを作りたい

『壁打ちは最強の思考術である 伊藤 羊一』のポイントは壁打ち、ではないと思う。「壁打ちお願いします!」って言う主体性こそがポイントじゃね?壁打ちは思考術として最強かもだけど、たどり着くのが難しい。最初は主体性を育むための壁打ちなんだと思う。
近況報告

このブログについて2025年12月|色々挑戦したい⇒長期休み期待

このブログについて2025年12月|色々挑戦したい⇒長期休み期待ってのが結論。昔は平日でもたっぷり自由時間を確保できたけど、今現在僕は30分くらいしか取れない。週末と長期休みに期待しつつ、体調崩さない範囲でちょこちょこ進めたい今日この頃。
小説

『空中都市 小手鞠 るい』は毒がなく、キレイキレイなのだ

『空中都市 小手鞠 るい』はオシャレ感漂う話。娘世代、母親世代の理想を詰め込んだような世界で、どうもリアリティがない。モデルルームのような感じ? モデルルームはきれいだけど生活感が感じられず、なーんか現実味がない、みたいな。
実用書

『捨てる脳、片付ける脳の作り方 加藤 俊徳』で自信揺らぐ

『捨てる脳、片付ける脳の作り方 加藤 俊徳』で僕は片付け上級者などではなく良くて中の上と認識。新たな脳トレのチャンスでは?なんでも脳トレになるけど中でも脳トレの宝庫が家事。自分の領分の片付けはオッサンにできる数少ない家事的脳トレかも。
実用書

『ひと声かければ5分で片づく!子どものお片づけ 橋口 真樹子』

『ひと声かければ5分で片づく!子どものお片づけ 橋口 真樹子』は面白いことにお片づけをある種の「道」だととらえている節がある。著者は片付けが心底好きで、片付けのことを深く考えているのではないか。そんな「片づけ愛」が感じられる。
ノンフィクション

『歴史の不穏 ハリー ハルトゥーニアン』はその場観察の話

『歴史の不穏 ハリー ハルトゥーニアン』は近代思想とか社会学とかの本、だと思う。理系的感覚でいうとその場観察の話な気がする。近代になるとサンプル数が増えて、条件をそろえて観察できて、社会学や文学が発展していった、みたいな印象、知らんけど。
小説

『限界集落株式会社 黒野 伸一』は人間ドラマに重点が置かれている

『限界集落株式会社 黒野 伸一』は予定調和的な作品。しばらく読むと話が見える、という事は多々あるが、かなり早い段階でそうなり、しかもブレない。その過程に意外な工夫があったり、紆余曲折あったりするものだと思うが、比較的すんなり進んでいく。
小説

『街とその不確かな壁 上 村上 春樹』はビールを持たない巡礼の年

『街とその不確かな壁 上 村上 春樹』はストーリーが「ビールを持たない村上春樹とその巡礼の年」で、テーマが同時存在、キャラクターが歳を取った村上春樹。主人公と村上春樹と読者とで巡礼するから、アイドルの聖地巡礼バスツアーみたいで憎い。